焙煎工房883について

この度は当店のオンラインショップにご訪問いただきありがとうございます。『焙煎工房883』は夫婦で営む店舗を持たない小さな珈琲豆屋です。

時間に追われているときも自分を労わりたいときも、コーヒを飲むあなたが『ふふふ』と笑顔になれますように☻

そんな思いを込めながら、あなたに寄り添うコーヒーを目指して日々焙煎を行っております。


このページでは『焙煎工房883』を始めるきっかけとなった妻のとある出来事について、お話ししたいと思います。少し長くなりますが、お気に入りのコーヒーを飲みながらご覧いただけたら幸いです*

息苦しさを感じていた日々

結婚当初、私たち夫婦は地元から離れた土地で生活を送っていました。友人も知人もいない新しい環境での生活に少し寂しさを感じることもありましたが、家事や仕事をこなす毎日に充実感を覚えていました。

新生活に慣れた頃、突然、いままでに体験したことのない息苦しさを感じるようになりました。

日々の暮らしに不満はないのに、毎日があっという間に過ぎるほど充実しているのに。ただ漠然ともやもやした気持ちが続いていました。

私を救ってくれたおうちカフェ

そんなある日、友人から手紙が届きました。

「新生活には慣れた?近所にお気に入りのカフェが見つかるといいね」

そう書かれた手紙を読んで、はっとしました。

目の前のやるべきことに精一杯で、カフェでひと息ついたり、家でゆっくりコーヒーを淹れたり、『息抜き』の存在を忘れていたのです。

当時はコロナ禍だったこともあり、コーヒーとスイーツを用意して、結婚後初めてのおうちカフェをすることにしました。

寄り添うコーヒーを目指して

久しぶり飲んだコーヒーのおいしさと、息抜きの仕方を知れた喜びは大きかったです。

その後、おうちカフェは私たち夫婦の日課となりました。淹れたてのコーヒーとお気に入りのスイーツを一緒に味わう時間は、日々の疲れをリセットしてくれる大切なひとときです。

初めはスーパーやカフェで購入したコーヒー豆を楽しんでいましたが、次第に「自分たちでもやってみたい」という思いが芽生え、気が付けば焙煎を始めて数年が経ちます。

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「仕事に行かなきゃ」「食器洗わなきゃ」「明日早いから寝なきゃ」

たくさんの「○○しなきゃ」に追われ、無意識のうちに息苦しさを感じている人は多くいらっしゃるのではないかと思います。

私自身が、コーヒーを飲みながらひと息つく時間に救われたように、コーヒーを通じて頑張るあなたを支えたいと思い珈琲豆屋を始めました。スイーツや本などお気に入りのお供と一緒に心休まる時間をお過ごしいただけたら幸いです。

コーヒータイムを通じてこまめに自分を労わりながら、「○○しなきゃ」から「○○したい」が溢れる毎日に変化することを願っています。

時間に追われているときも自分を労わりたいときも、コーヒーを飲むあなたが『ふふふ』と笑顔になれますように☻

焙煎工房883はあなたに寄り添うコーヒーを提供します。